金星に潜む

大西流星さんが好きです(@hagi__nn)

鈴村幸作(大西流星)の2019夏少年たち

 

松竹座で夏を過ごすのは3回目ですが今年はまた一味ちがう少年たち、大西流星くんに出会えたのでストーリーの記憶起こしを残しておきたいと思います。幸作目線のストーリー中心にキャラクターの話など主観に偏ってお送りしております。

 

 

 

※ネタバレしかしません

ストーリー中心にセリフの記載もありますのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

大西流星くん演じる鈴村幸作くん。工作が得意だから幸作なのか…?廃品からインテリアを作り上げる手先が器用な設定。バックグラウンドだったりは劇中で出ていたので以下で。

 

 

 

 

【1幕】

 

 

規律の中でベッドを移動し食事をとり作業をする。そんなつまらない生活の中で新しい風が吹いた新入り。

赤房青房でケンカっぽくなると「いけいけ!」と煽ったり「なんやとお前!」な幸作。新入りに対しては「ただでさえ狭いのにこれ以上人増やすんか」とプンプンしてて治安悪い。ただし顔はカワイイ

新入りへ桜木(恭平)について「元格闘家で傷害罪、さっきも看守殴って懲罰受けてるぅ」「ゆってるそばから帰ってきた、殺されんなよ~新入りい~」ここの顔が嫌味を素直に無邪気に放つムカつくくらいの表情。新入りい~の語尾も嫌みったらしくてすごくイイ。ここまでは割と普通の囚人かなあという印象。

 

 

 

『笑うやつが一番強い』『笑ってみ?』という拓未(大橋)に怪訝な顔をする囚人の中で啓司(琉巧)と祐二(西畑)が笑うのを見て何だかんだいい顔して笑ってみる幸作は素直性格なのかなという印象。特に祐二の姿を見て影響を受けているようにも見えた。

 

 

雑居房の中では祐二の隣のベッドで過ごす幸作。祐二とは大人しく一見相反する性格に見えるが、祐二の言葉には体を向けて聞いたり【1年前】について許していないという健太(小柴)にガン飛ばしたりしていること、前述の笑うシーンなどからも何となく祐二側なんだろうなあという様子は伺える。

 

 

また、行進中新しい看守村田(丈)に止められ祐二だけが呼び出しされると、皆が見ないふりする中で「祐二どうしたんやろ」と行進しながらも気にする幸作。『やめとけ看守にどやされるぞ』と後ろの桜木に背中を押されるものの気にする様子から、祐二に対して人一倍優しく心配する様子が見える。ちなみに前向けと言わんばかりに背中を押してくれる桜木はただのイケメン。

 

 

 

 

食事シーン。君麻呂(長尾)が親に見捨てられ絶望する中で「おいボンボン!俺も健太もなあ、生まれた時から親なんておらん!親はなくても子は育つってな!」と健太と顔を見合わせ笑う。ここで幸作の天涯孤独の設定。こんなに可愛い子が?健太は六郎(斗亜)とコンビでスリをしていたという設定なので、俺も健太もというのは一緒に育ったというわけではない様子。とは言え顔を見合わせる様子などからもただの敵対する房の囚人というよりは、同じくらいに入ってきたのかなというような同期的なちょっとした仲を感じる*1

このあとの潤平(道枝)と拓未の独房シーンで1年前の事件が明らかに。

 

 

 

 

雑居房シーン。祐二から『こんなん見つけた』と大きなナットを見せられると飛びついて「…くれるん?ありがとう!」と半ば強引にただ嬉しそうに祐二の手からナット取る幸作。『そんなん集めてどうするん?』という囚人に、「いっぱい集めて金持ちなんねん!」「俺小さい頃に親に捨てられてアウトドア生活してたから、ごみの分別だけは得意やねん!」「アクセサリーとか置物とか磨けばピッカピカになるんやで~」とキラキラした目で話す幸作。呆れる皆の中で祐二だけは『幸作ならなれるよ、幸作頑張ってるから』と優しく包み込む。「そう言ってくれるのは祐二だけや!」と祐二の隣に腰を掛ける幸作。いや幸作みたいな可愛い顔の子どもを捨てる親の気がしれない。捨てられた中で孤独に生きてきた幸作の真っすぐさは強かで、ただ祐二の優しさにも支えられているように見える。たまに周囲から浮いてしまうくらいの幸作にまでからかうことなく過ごす祐二はどこまで優しいのか…心の綺麗な子や…

続く祐二が囚人のリーダーになるくだりで、すでにナットに紐を通してネックレスにしてた幸作おもしろカワイイ。

このあと皆の夢の話、出所したらあの丘で集まろう、潤平の弟シーン。

 

 

 

 

潤平の出所が近くなりさよならパーティーをすることに。六郎が雰囲気づくりにと紙でつくったパンケーキを持ってくるが『紙かよ』と口々に言う囚人たちに落ち込む六郎。それに対して「俺!紙でも大丈夫!」「貧乏なころ紙とか食べてたし!」と嘘を付いてまで紙のパンケーキに向かっていき本気で食べようとする幸作。アホだけどアホながらに人の気持ちに寄り添える優しい一面も見える。ちなみに囚人皆が止めようと幸作のもとに集まって『あかん!』『ダメ!』と口々に言うシーン、幸作がただの姫でしかない。ちなみに潤平がさらっとバックハグ、幸作がダメ?と言わんばかりに潤平を見上げていた回もありさすがにストーリー吹っ飛ぶくらいのカワイイみちりゅちぇだった。ただ止める勢いが一番すごいのは祐二。大西畑か

このあと騒ぐ囚人のもとに抜き打ち検査として看守たちが乱入。まさに1年前のように今度は祐二が潤平を庇い、口を割らなかったことにより殺されてしまう。

 

 

 

 

祐二の件で『あかん久々にキレてもうた』と一人で看守長に立ち向かおうとする桜木に「リーダーはこんなんキライやと思う」と桜木の腕を掴んで必死に制止しようとする幸作。ここの掛け合いがとても力強く切なくて良い。幸作「俺もアホやけど連れてって」など結局拓未の脱獄案に全員が協力する形に。潤平『俺らの明日への挑戦や』幸作「そうやなあ!…でどういう意味?」六郎「アホは放っておいて!」で幸作のアホの子が炸裂。たぶん賢い潤平の言葉をあまり理解できなかった様子。アホの子幸作ちゃん本当に愛おしい。

 

 

 

 

 

 

【2幕】

 

 

脱獄の作戦会議。日替わりで針金をいろんな形にして持っている幸作。この針金加工が妙に上手くて面白い。「金属加工なら任せて!作業の目を盗んでちょちょいのちょいやで!」カワイイ。

 

 

上手くいくかと思われた脱獄も怪しくなる雲行き。仲間の犠牲もありながらなんとか脱獄しようと走り続ける中、「ポケットの釘とかネジとか重くてバテテきた…」『そんなん捨てろよ』「これで金持ちなるの!」(こんなときも可愛い)と幸作が一息つこうとしたところ銃での襲撃に遭う囚人たち。その一発が幸作の胸に。「俺アホやから分からんけど…天国ってあるんかなあ…?リーダーに会えるかなあ…?」『何言ってんねん!』「釘とかネジとか全部あげる…」『そんなんいらんって!』「金持ちなれるで…」と目を閉じる幸作。犠牲を無駄にする訳にはいかないと拓未たちは幸作を置いたまま最後の門へ向かう。死んじゃう幸作ちゃん白目向くのコワい。今年に限ったことじゃなくてこれまでに亡くなる役のときも白目向いていたので白目向きやすいのかもしれない(?)

 

 

 

 

脱獄は失敗に終わり悪事を働いていた看守長は捕まる。そして出所し、約束の丘で集まる元囚人たち。

 

 

 

 

 

ー幸作生きてる

 

 

「これ首から提げとって!リーダーがくれたでっかいやつや!」「リーダーがずっと見守ってくれてたんじゃないかなあ…」と祐二がくれたナットで作ったネックレスをさする幸作。銃弾はナットに当たって気絶していただけと。~どこまでもカワイイアホの子幸作ちゃん~

 

 

 

 

 

 

アホの子という設定の幸作。無邪気でバカ、それで周りを明るく(ときに?を浮かばせる)させる力がある。でも祐二を気遣ったり周りを見ることができる優しい心を持っていてどこか怯えているような雰囲気も見えました。たくさんの愛を持って周りを幸せにできる流星くんに通じる部分も感じたり。も~~~~~いちいち可愛い!生きててよかった!!!!!ちなみに裏設定として作ったものの動画をアップして生計を立てているそう。……………………………You〇uber?????

 

 

最後までどうか可愛い幸作ちゃんのままでいてください2019夏。

 

 

 

 

 

 

*1:リアル同期というのも影響していますが